新型ヴィッツ試乗

6年ぶりにトヨタヴィッツがフルモデルチェンジしたのでさっそく試乗に行ってみた。全長×全幅×全高=3750×1695×1520mm,先代と較べて幅35mm,全長110mm拡大されている。ボディ形状は,ワンモーションフォルムと呼べるのかどうかわからないが,塊感のあるデザイン。フィット,コルトに共通したものを感じる。

乗り込んでみると,ダッシュボードが高い位置にあるため,相対的に着座位置は低く感じる。このため,ノーズ先端は完全に見えない。全幅拡大のおかげで,フロントに二人座っても肘があたることはない。インパネの質感はさすがトヨタだが,フロントドア内張りのグリップの部分はグレーでなく他の色の方が個人的には好み。と思ったらディーラーオプションでピアノブラックとシルバーが選べるらしい。

リアシートは足元の広さは十分だが,バックレストが低すぎる。自分の身長が167cmで椅子に座って肩がはみ出す程度の高さしかないので長時間の乗車は避けたいというところか。(座高が高いわけでは断じてない。)

走ってみると先代よりもボディの剛性感が増し,挙動は非常に安定。サスペンションは高速道路でもそれなりに対応してくれそうな気配を感じさせる。路面の小さな凹凸は軽くいなし,不快な突き上げは皆無。遮音性も申し分なし。ただ,横に振ってやると若干ライントレース性が悪かった感触(ドライバーの責任か!?)。試乗車の走行距離がわずか30キロだったので,無理な走行はできなかったが,CVTもスムーズだし,なんとなくルポ当たりをベンチマークにして開発されたような印象を受けた。

また,これが馬鹿売れするのだろう。。。