バイオハザード2 

PSの同名ゲームの実写版。前作は,生物兵器(T-ウィルス)が広がってしまった地下の化学会社(アンブレラ社)に原因究明のため潜入したミラジョヴォビッチが,そこでゾンビとなってしまった人々を目の当たりにし,辛くも脱出するというストーリー。
今作は前作の続きからスタートし,T-ウィルスはアンブレラ社から感染を拡大し,被害は町中に及んでいる。前作の主人公アリス(ミラジョヴォビッチ)は脱出後にアンブレラに捕らえられ病院のベッドにいた。アンブレラ社は町の外に感染を拡大させないために,町の出口を封鎖し核爆弾による町全体の崩壊を目論む。そこで初めてアリスは覚醒させられ,病院の外の惨状を目にする。アンブレラは同時にもう一人の化け物(ネメシス)を覚醒させる。崩壊寸前の町でアリスとネメシスを戦わせ,生き残った方を優秀な生物兵器として実験しようという極悪非道な作戦であった。
ストーリーはおそらくゲームの3作目「ラストエスケープ」(未プレイ)にアレンジを加えたような感じだと思うのだが,94分という時間がテンポ良く映画を進行させ,飽きることなく見ることが出来た。ゲームをプレイしていた人も馴染みの化け物が登場するので楽しめると思う。唯一の難点は。。。各所で指摘があるようだが,せっかくのアクションシーンがカメラワークがひどくて分かりにくいこと。キャストの動きとカメラの動きがシンクロしていないので,どう動いたのかがさっぱりわからない。この点は1作目の方がよかったかな。それさえなければ,先日見たヴァンヘルシングよりよほど楽しめる。続きがあるようなので,次回作にも期待。

追記:ジル役のSienna Guilloryがすばらしかった。