就職活動

就職活動も佳境に差し掛かって,現時点で内定1社,書類選考待ち1社,不合格3社という状況。最終的には残った2社を天秤にかけて決定しようと思っているが,ここまでの就職活動を顧みると,「博士は就職厳しい」という現実を目の当たりにしている気がする。
例えば,某行政法人の研究所では自分の後輩は通過で,自分は不通過。書類の完成度によって差はあるかもしれないが,隣の研究室の博士も不通過していたことから,優先的に博士が落とされている気がしてならない。
企業の説明会では最初に躊躇されてしまうケースもしばしば。国は博士を増やしたがって,大学院重点化などと言ってきたが,企業側は「視野が狭い」,「年齢の割りに社会性が足りない」などという理由から採用を行わない企業などもある。
今回,幸いにも某外資系企業から内定を頂いたが,国内の企業は今のところ全て不合格。内定を頂いた企業においても,面接では専門性を強調するのではなく,幅広く対応する能力を訴えた結果,好感を得られた。博士課程って何するところなんだろう。。。
読売新聞にもこんな記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050502i306.htm
が出ているくらい。国は教育政策を考える際にもうちょっと見通しを立てていただきたい。まぁ自分は希望して進学したわけで,文句は言えないのだけれど,現状の自分の状態を見ると,とてもじゃないが後輩には進学を勧められない。
http://hakasenoikikata.com/このページの内容を読んでも現状は厳しいと言わざるを得ない。がんばって博士号を取得して,最も多い就職先はフリーターという現状は如何ともしがたいのか?