「τになるまで待って」 森博嗣

Gシリーズ第3作。
伽羅離館と呼ばれる山奥の洋館。ここは超能力者の別荘であり、そこを7人の人物が訪れるところから物語りはスタート。夕食後披露される異界旅行。その後発生する密室殺人。洋館の入り口は全て閉ざされ、窓の外には鉄格子。携帯電話は圏外のため、外へ連絡することもままならない。
このシリーズはこれまでと違って、シリーズ全体を通して存在する大きなストーリーを小出しにしている感じが満載。例によって様々なところに例の人が関与してくるわけだが、全貌が未だ見えてこない。φ、Θ、τと続いて次は?そしてこのギリシャ文字の意味とか考えてしまうわけだが。
Down to Heavenも読みたい。