新型ロードスター試乗

http://www.roadster.mazda.co.jp/
気になっていたロードスターにようやく試乗。新型は旧型より排気量をアップさせて2.0Lへ。ボディは若干拡大し3ナンバーサイズに。エンジンは基本的にはアテンザアクセラの2.0Lで用いられたMZR型エンジンに圧縮比やボア・ストロークなどのチューニングを加えた(と思われる)ものを採用。
試乗したのはRS。6MT,ビルシュタインダンパー,フロントサスタワーバーに加えてViscousタイプのLSD,17インチタイヤを装備したトップグレード。
まずはシートに座ってポジション調整。シートは前後とリクライニング調整のみ。ステアリングはチルト機構のみ。この辺はもうちょっと調整幅が欲しい。高さ(座面の傾斜角),テレスコピックがついているとより多くの人がベストポジションを取れると思う。シフトレバーの動作は手首でシフトチェンジできる感覚が非常によい。
さて,ギアを1stに入れ,クラッチをつないでさっそくドライブ。ペダルのレイアウトはよい。ブレーキとアクセルはカタログ通りヒール&トゥのしやすい配置。フットレストクラッチペダルの間隔が狭いので幅広の靴は危険。最初は仙台郊外のバイパスを巡航してみる。1100kgという車重も手伝ってトルクもパワーも十分。気をつけないと簡単に法定速度を超えてしまう。ブレーキは初期制動の立ち上がりがちょっとピーキー。慣れないとカックンブレーキになるかも。
バイパスを折れて丘の上の住宅街へ。上り坂も問題なし。静かになったので耳を澄まして排気音を聞いてみる。非常に4発らしい音。Z4の方が個人的には好みの音かな。
交差点の進入で5→4→3→2と連続シフトダウンを敢行。そのまま右折で立ち上がりを確認(もちろん安全は十分確認してのこと),基本的にアンダー傾向のセッティング。リアが振られる感覚はあまりない。乗り味は非常にしなやかで路面の凹凸をうまく吸収しておりバタつく感じもない。タイヤは見た目悪くてもいいからもう1インチ落とした方が楽しめるかも。オーバースペックではないけれど17にしてしまうと横方向の動きに対してタイヤが頑張りすぎている(決してネガティブな印象ではないけれど)。そのまま丘を下る道へ。ここはヘアピンが二つあるのでそこでもちょっと頑張ってみる。やっぱり弱アンダー。スタビリティ高し。
総合的に見て,これだけの性能で250万なら買ってもいいかな。と思える。目立つ欠点は何もない。個人的には275万円のRX-8と迷うところだが。。。(比較対照としては不適切だけれども)