「どきどきフェノメノン」 森博嗣

博士課程の学生、佳那の日常の「どきどき」が満載。第1印象は「アメリ」のような感じ。「アメリ」は人のためにちょっとした仕掛けをしてどきどきしていたが、この作品の主人公は自分が「どきどき」するためにちょっと仕掛けをしてみたり、酔っ払うと記憶を失くしてしまうために「どきどき」に巻き込まれたり。そんなときの「妄想」が非常に愉快。
自分がちょっとすごいと思ったのが、MOディスクの中の上書きされたデータを修復するシーン。ネット検索するとそういうサービスはあるようだが、一体どうやってやるのか興味がある。ストーリーとはまったく関係ない話だが。。。
爽やかに読めるよい作品。