ナショナル・トレジャー
現代のお宝探し映画。パイレーツ・オブ・カリビアン的なノリを期待して見たが、楽しめた。独立宣言書の裏に書かれた地図や、思わぬところに存在した財宝。タイトルのナショナル・トレジャーの意味が最後に明かされる。
ビール片手にのんびり見るのにはうってつけ。
また、犠牲者が一人しか出ない(これも銃撃戦で殺されるわけではない)のもよい。
「秘密。」 ダヴィンチ編集部
なんとなく目に留まったのと、軽い気持ちで読めそうだったので購入。
一つの出来事をそれに関わる二人の視点から描いた12偏の短編集。一人の視点からの出来事の描写はたかだか4ページ程度であるにも関わらず、情景が鮮明に浮かぶ。長い文章で細かい説明をすればいいというのではなく、ほんの少しの描写によってこうまで変わるものかと感嘆した。
個人的に気に入った作品は”三浦しをん”氏のもの。短いながらも凝縮された、充実した短編集だった。
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この手の話題を書くのはどうしようか迷ったが、まぁ備忘録なので気にせず書くことにした。
ライブドア騒動。結局のところ、社長その他幹部が還流疑惑で逮捕という結果となり、メディアはそれこそお祭り騒ぎ。ここでメディアの対応、堀江社長の対応の是非を論じるつもりは全くない(どちらも問題があるように思えて、どちらかに責任を擦り付ければすむ問題ではない)が、個人的に感じたことを書くことにする。
不正があったかどうかはともかくとして、個人的にライブドアという会社に好意は抱いていない。それは、ライブドアという会社に確固たるオリジナリティが感じられないためだ。ITベンチャーであるとすれば、自らの提案するサービスにより利益を上げるべきで(実質的に利益を上げるものが他のものであったとしても)、少なくとも社長のパフォーマンスのみに頼った経営(個人的にはそう見える)というのは、果たしてITベンチャー企業して成立しているのだろうか?そして、違法ギリギリのラインでの株取引により他社を買収する。金を稼ぐことはできるかもしれないが、それは本当の意味で力を持っていることになるのか?
彼に本当に力があるのなら、なぜライブドアを手放して新たに起業することを考えなかったのか?ライブドアならではのサービスが今までに現れていないのはなぜか?実際にはそうした新たなサービスを打ち立てられないことへの対策として、社長が道化と化したのではないのか?今後のIT関連企業はどう動いていくことになるのだろう?
そんなことを考えた騒動だった。