「姑獲鳥の夏」 京極夏彦

京極夏彦の作品は初めて読んだ。今まで読んできたものと比べると,非常に異質。時代は昭和中期。 憑物筋の曰くがついた病院において,妊娠後20ヶ月経ても未だ出産の気配のない院長の娘,失踪したその娘の旦那,さらにそれを心配した姉。
解決するのは古本屋の主人の京極堂。非常に緻密に計算されたストーリーで楽しく読むことが出来た。時代設定,キャラクター,トリックともに申し分なし。
ただ,これは映像化できるのか?映画の京極堂堤真一が演じると言うので期待しているのだが。。。